先日思いつきで「老婆心あふれる長野県」と言いましたが、よく思い返して調べてみると、そうだったのです!まさにこの千曲市おばすて山に伝わる民話のこころでした。
老婆心(ろうばしん)と検索すると
自分のことは一切考えにいれず、ただ相手をおもいやる心、これを老婆心といいます。
姥捨て山の話をご存知でしょうか、ある地方では年老いた老婆を山に捨てるという話です。
ある日村の一人の男が年老いた母を背負って山に捨てに行く途中のこと、背中に背負われた老婆が木の枝(白い花)を時々捨てているではありませんか、「さては母は捨てられたあと一人で山を降りられるよう目印をつくっているんだな」男はそう思いました。さて母をおいて帰る段になってお母さんはこういったのです「今、山を登ってくるとき、お前が帰り道を間違えないように枝をおって目印をつけておいたよ。それをたよりに気をつけて里へ帰りなさい」自分が捨てられようとしながら、なお我が子の為に道しるべを残してやろうとする親心に男はいたく感動し、親不孝を詫びるとともに、再び母を背負って山を降りたのでした。
と書かれていました。
親が子を思う心はなんと大きく深いのでしょう。
地域のお年寄りが”
子供たちを慈しむこころ”を尊重できる社会でありたいです。
民話ですので、木の枝のこともあるし、白い木の花の場合もあるそうです。私は白い木の花と思いたいです。白い花といえば、こぶしの花、うつぎの花、やまぼうしの花、りんごの花など・・・せめて春であってほしいです・・・ちなみに写真は木の花屋千曲本店に今咲いている花です。9年前にオープンした時に白い花をたくさん植えました。