先日、自分の一番好きなものを見つけるために絶食をした、と話しているのを聞き、私も2食ほど抜いてみました。(というか、ちょっと事情があって食べられなかったのですが)その時、まず浮かんだのが、
戸隠大根の味噌漬が入ったおにぎりでした。少し元気が出て、次に食べたくなったのが、おそばでした。
疲れた体の声を聴いてみようと、いつものおそば屋さんに行ってみました。もちろんおつゆは、辛味大根を使った”おしぼり”です。体に染みるおいしさ、体の中がきれいになるようなおいしさです。
あら・・・今日のおそばいつもと違う?エネルギッシュ?何かが違うと感じました。新そばだから?
打ってくださった方とお話するうち、”なぞ”が解けました。今日は喜寿を過ぎた大おかみが打ったのではなく、私より少し若い、娘さんが打ったのだそうです。「”水の粒”と”粉の粒”が一緒にな~あれ一緒にな~あれ」と念じてまとめていったそうで、そんな姿が目に浮かぶようなそばでした。
”熟練”と”挑戦”、どちらがすごいとか、どちらがおいしいとかを超えた”深い”味の違いを感じて、驚きました。